スケルトン・インフィル(SI工法)マンションのメリットと注意ポイント

スケルトン インフィル マンション

スケルトン・インフィルの特徴を理解することでマンション選びが優位になりリフォームの自由度も高まります。

・スケルトン・インフィルを知る

キッチン 浴室 内装

スケルトンは建物の構造体である柱や梁、床部分とインフィルである設備のキッチンや浴室、内装部分が明確になっていることで寿命を迎えようとする部分的な取り換えリフォームがしやすいと言われています。

今後のマンション購入や将来を見据えたリフォームを考えた時の重要な選択ポイントとになるでしょう。

・スケルトン・インフィルのメリット

設備配管 定期点検

設備配管が集約している

設備の共用配管がパイプスペースとして独立しているのでマンション全体の設備配管の定期点検や改修時に、専用部分である各世帯の内装や躯体を解体せずに行えます。

パイプスペース

建物の寿命が守られる

建物 寿命

鉄筋コンクリート造のマンションで設備の給排水配管が躯体に埋め込まれている場合には、老朽化しても取り換えが容易でありません。

スケルトン・インフィルマンションであれば構造体と、内装や設備部分を独立させているのでコンクリート部分を壊さずに、比較的容易に古い配管の取り換えができることで建物全体の寿命を守り、長く住み続けられることに繋がるのです。

水回りのリフォームがしやすい

ユニットバス

トイレや浴室の排水は水が流れるように十分な勾配が必要ですが、床下の空間が狭いと難しくなり結局はトイレや浴室の位置は縦配管が集中しているパイプスペース近くに限定されてしまいます。

そこでスケルトン・インフィルマンションの場合には、当初から自由度を高める目的で床下の高さを確保することで排水勾配を確保しています。

水回り リフォーム

給排水設備以外でも空きスペースを利用してキッチンに床下収納を埋め込んだり、高さが足りていれば和室に掘りごたつを設けることもできるのです。

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資産価値を保てる

建物本体の構造体よりも給排水配管などの設備部分の方が耐用年数は短いので、リフォームしやすいスケルトン・インフィルのマンションなら手を加えることで老朽化による資産価値の低減を防げます。

資産価値

将来家族構成の変化などの理由で引っ越しを考えた時にも一般的なマンションと比べると、スケルトン・インフィルを売りにして売却することができます。

マンション売却

環境に配慮できる

築年数が経過していてもスケルトンである躯体がしっかりしている建物は多く存在しています。

内装のインフィル部分も同じように寿命を延ばすには、定期的なメンテナンスや改修のしやすいスケルトン・インフィルマンションは今後も注目され需要は高まってくると予想されます。

当たり前に造っては壊しを繰り返してきたことを考え直すことができるほどに、現在の建築物の品質管理技術は向上しています。
建物の寿命が延びればコンクリート構造物の解体に伴い、大量に発生する産業廃棄物の発生を抑制することで環境に配慮することに貢献できるのです。

産業廃棄物

・スケルトン・インフィルのデメリット

コスト 高い

コストが高い

家族構成の変化により内装や水回りのリフォーム工事の制限を少なくして、自由度を高めるスケルトン・インフィルマンションは建築費用が高くなるので販売価格もコストアップする傾向です。

コストアップ

給排水管の経路が長くなればその分のリフォーム費用は余計にコストが掛かります。

配管の騒音

配管 騒音

本来であればトイレや浴室の水回りが効率よくパイプスペース付近に集中している時には、気にならなかった配管からの騒音があります。

移動した水回りからの給水や排水配管から水が流れる音が原因です。

マンションによっては水回りの移動幅に制限を設け、そのゾーン内であればトイレやキッチンを自由にできるタイプも登場しています。

トイレ キッチン

長く住まない

長く住み続けるよりも家族構成などの変化に伴い、その時にマッチした住まい選びをしたい方には向いていないでしょう。

建物の寿命や設備の取り換えを考える前に、利便性やコストを優先に考えられることになります。

利便性

・スケルトン・インフィルマンションの注意点

管理規約で制限

構造体と設備部分が分離されていて二重床により自由に水回りの変更が可能な状態であっても、管理規約で制限される場合があります。

管理規約

トイレを寝室の近くに移動したりキッチンを独立させた変更をしようとしても、直下階に寝室などがあると水を流すために騒音が発生することが懸念される場合などです。

具体的な明記が無くても事前に変更間取りを管理組合などに確認するようになっていれば、直下階の住人からクレームが入る可能性もあります。

事前に管理規約を内容を把握してトラブルがないようにしましょう。

・スケルトン・インフィルマンションまとめ

メリット デメリット

スケルトンインフィルマンションのメリットやデメリットを理解することで後悔することもなくなるでしょう。

注意ポイントを踏まえて家族で話し合い水回りや内装のリフォームプランを業者に依頼して計画されて下さい。

スケルトンインフィル業者

無駄のない家族の理想的なリフォームができることでしょう。

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