外壁塗装の種類とデメリットが分かれば失敗しない!

外壁リフォーム

外壁のリフォームの時に塗装の種類で悩まれている方もいらっしゃるでしょう。
このサイトでは、外壁塗料の特徴を紹介しますので参考にされて下さい。

・外壁塗装を何となく決めていないか

自宅の外壁が劣化などで塗膜が膨れてきて、リフォーム業者に見てもらうと「長持ちする」と言われて、高価な外壁塗装を勧められることがあります。

正直他の塗料と、どれくらい性能の差があるのか分からないし、単価も適正なのか不明です。

後悔しないためにも外壁塗装の種類と特徴を理解しましょう。

・外壁塗装の種類と特徴

外壁塗装にはグレードがあり、耐用年数や耐候性、見栄えも違い価格もそれぞれです。

高過ぎず安過ぎず、ご自宅に合った塗料を選択することが大切です。

1、アクリル塗料

アクリル塗料は合成樹脂のアクリル系の塗料のことで、外壁リフォームする際にコストが安いので使われていましたが、最近はあまり使用されない傾向にあります。

気分転換に短期間で自宅の屋根や外壁の色を変えたい、何らかの理由で5年後位に建物を解体する可能性がある人には向いていると思います。

《メリット》

外壁塗装 メリット

低価格で古い塗膜に塗り重ねができる。

性能の高いアクリル塗料も登場している。

《デメリット》

外壁塗装 デメリット

耐久性があまり無いので塗膜にひび割れが発生して汚れやすい。

安いが長持ちしないので、塗り替えスパンが短く結果的に高くつく。

作業足場

外壁塗装工事の回数が増えるので、作業足場などの仮設費用が多く掛かる。

《耐久性》

およそ5~7年

《単価》

1,400~1,500円

2、シリコン塗料

住宅の外壁塗装のリフォームで多く普及していています。

何と言っても価格に対しての高機能さが支持されています。

《メリット》

外壁塗装 メリット

表面の光沢がある。

耐水性や耐汚性、防カビ性能などが高い。

塗装面が汚れずらい。

《デメリット》

外壁塗装 デメリット

同じシリコン塗料であっても単層の弾性は、耐久性が低く安価なので注意。

《耐久性》

およそ10年~15年

《単価》

2,300~3,000円

3、ウレタン塗料

現在ではウレタン塗料は密着が良くて柔軟性があるので、雨樋などの部材塗装に使用されます。

ウレタンの防水材は現在でも、共同住宅の屋上の平面や立ち上がり部分に使われています。

《メリット》

外壁塗装 メリット

艶があり密着性能が高い。

柔軟性があり細かな形状を塗装できる。

性能もそれなりにありコストパフォーマンスが高い。

《デメリット》

外壁塗装 デメリット

防汚性や耐久性が低い。

《耐久性》

およそ6年~10年

《単価》

1,700~2,200円

4、ラジカル塗料

高性能で注目されているのがラジカル塗料です。

開発されてあまり経っていたいので、長期間での自然環境下での実績はわかりませんが、業界でも注目されています。

ラジカルと言うのは太陽の光により作られる物質で、塗装面の劣化を生み出しますが、その物質をラジカル制御技術で防ぐことが最大の特徴です。

《メリット》

外壁塗装 メリット

あらゆる外壁に施工できる。

シリコンの価格帯で耐久性は上でフッソに次ぐ性能。

シールド層で雨水や紫外線による劣化を防止する。

《デメリット》

外壁塗装 デメリット

普及して間もないので長期間での塗装実績が少ない。

《耐久性》
12年~16年

《単価》

2,500~3,000円

5、フッ素塗料

価格が高くてあらゆる耐久性を考慮して作られたフッ素塗料は、高級感溢れていますが高価なために一般住宅ではあまり使われていません。

《メリット》

外壁塗装 メリット

耐久年数が長いので橋などの公共構造物にも使用されていて信頼性が高い。

高密着力で剥がれに強く酸性雨にも対抗する。

耐熱性、耐寒性も高い。

低摩擦性で紫外線にも強い。

《デメリット》

外壁塗装 デメリット

塗り替えの時にフッ素以外の塗料を使う時には注意が必要。

(古い塗膜の劣化の状況と新たな塗膜との相性)

外壁がサイディングの時には、継ぎ目のコーキング部分にひび割れが発生することがある。

《耐久性》

およそ16~19年

《単価》

3,800~5,300円

6、遮熱断熱塗料

断熱塗料は太陽の光からの熱を抑制することで、室温を下げる効果があり、冬の場合には熱を逃がさない効果があります。

遮熱塗料は太陽の光を表面で反射させて部屋の中の温度をすごし易くします。

夏季の猛暑や冬場の寒さを凌ぐためのエアコン使用を、遮熱や断熱効果で光熱費を削減する効果が高く環境にも優しいので注目されています。

《メリット》

外壁塗装 メリット

電気代の節約ができる。

耐久性が高くて遮熱や断熱効果がある。

夏季はすごし易くて冬場は暖かい室温を保てる。

自然環境に優しいエコライフを実現できる。

《デメリット》

外壁塗装 デメリット

価格が高い。

《耐久性》

13~20年

《単価》

遮熱塗料
2,800~4,000円

断熱塗料
3,100~4,500円

7、光触媒塗料

光触媒塗料の白色顔料の酸化チタンが、紫外線で活性酸素を生み出して汚れを分解することで、雨水で洗い流すことが可能となる特殊な塗料です。

空気浄化できることで自然環境に優しいと言われています。

《メリット》

外壁塗装 メリット

環境に優しい。

汚れがつきにくい。

空気を浄化する効果もある。

除菌、抗カビ、防藻効果が大きい。

《デメリット》

外壁塗装 デメリット

高価である。

施工が難しいので塗る職人により品質に差が出やすい。

隣の建物と距離が近いと日当たりが悪くなり、効果を発揮できない

《耐久性》

15~20年

《単価》

4,200~5,000円

8、無機塗料

無機塗料はメーカーの種類が様々で特徴があります。

ガラスとかレンガ、石などの鉱物を無機物と言い、それと有機物を配合することで効果を発揮できるのが無機塗料です。

有機物の中に無機物を含有させることで、外壁に塗装することが可能となるのです。

塗膜の耐久性が高く大気からの汚れを浮き立たせて、雨水で流してしまうところが魅力です。

高価ではありますが耐候性が高く汚れにくいことが特徴です。

《メリット》

外壁塗装 メリット

太陽光による劣化や変色に強い。

低汚染性、防汚性、耐候性が高い。

汚れにくく、不燃性が高い。

《デメリット》

外壁塗装 デメリット

施工業者の技術力が低いと品質が保てない。

下地との相性がある。

(サイディングボードなどは不向き)

艶が消せない。

価格が高い。

《耐久性》

20~25年

《単価》

4,400~5,300円

・外壁塗装の注意ポイント

1、仮設足場は意外と高い

一戸建ての外壁塗装で必要となるのが作業するために必ず必要な仮設足場です。

高所での既存外壁の清掃や下処理、サッシ養生などの作業をする作業足場となります。

近隣へ塗料が飛散しないように養生シートを張り巡らせるのもこの足場の側面です。

工事費の中でもこの仮設足場の費用は意外とウェイトが大きいので、経済的な塗料を選択して何度も足場を設置するよりかは、グレードが高くて長持ちする塗料を選ぶことで仮設足場を効率的に利用することができます。

長い目で見れば経済的だと言えます。

2、下地処理がされているか

外壁塗装 剥がれ 色褪せ

外壁塗装を考える時にひび割れや色褪せなどが原因の場合が多いですが下地処理がとても大切です。

塗装はあくまでも水の侵入や直射日光から外壁を守ることはできますが、下地がしっかり補修されていないと剥離して捲れてしまうので

寿命が著しく短くなります。

このような手抜き工事で後悔しないためにも、信頼できるリフォーム業者に外壁塗装を依頼することが重要です。

3、塗装の工程が仕様通りか

外壁塗装 養生シート

外壁塗装のリフォームが始まると仮設足場が組み立てられて、養生シートが張られるので外壁の様子が見ずらくなります。

塗料の種類にもよりますが一般的な手順は、下地処理をして下塗り、中塗り、上塗と仕上げていきますが塗料メーカーの仕様書があり、どのような工程で塗り重ねていき必要な塗料の塗布量も決まっていますが、業者のさじ加減で手抜きをすることも可能です。

外壁塗装 手抜き

本来であれば外壁の乾燥状態を確認して、塗料の付着がしやすい最適な環境で作業するべきなのを早く終わらせるために、多少の悪天候でも塗装を強行する悪徳業者も存在します。

後になり塗装面に不具合が発生することは目に見えています。

このような手抜き工事をされて最悪な事態にならないためにも、実績があり施工管理がしっかりしているリフォーム会社を探すことが大切です。

・外壁塗装メリット、デメリットのまとめ

外壁塗装の種類やメリット、デメリットを理解した上で、自宅に合った塗料を選ぶことが重要です。

もう一点は技術力が高くて信頼できるリフォーム業者を探すことです。

信頼できる業者

大切なマイホームの寿命を左右する外壁塗装を託すのですから間違いがないリフォーム業者を探しましょう。

【外壁塗装のリフォームプランや見積もりを無料で貰えるサービスがあるので参考になると思います。ご自分で業者を探す時間が無い方にお勧めです。】

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「外壁塗装の種類と特徴」

自宅に合った塗料を選択することが大切です。

1、アクリル塗料

外壁塗装をする際にコストが安いので使われてたが、最近は使用されない傾向。

短期間で外壁の色を変えたい人には向いている。

《アクリル塗料メリット》低価格だがアクリルでも性能の高い塗料も出てきている。

《アクリル塗料デメリット》耐久性が低く長持ちしない。

外壁塗装工事の回数が増える。

2、シリコン塗料

住宅の外壁塗装のリフォームで多く普及している。

《シリコン塗料メリット》耐水性や耐汚性、防カビ性能などが高く汚れずらい。

《シリコン塗料デメリット》同じシリコン塗料でも単層の弾性は耐久性が低い。

3、ウレタン塗料

現在ではウレタン塗料は密着が良くて柔軟性があるので、雨樋などに使用されている。

《ウレタン塗料メリット》艶があり密着性能が高く細かな形状の塗装に向いている。

《ウレタン塗料デメリット》防汚性や耐久性が低い。

4、ラジカル塗料

高性能で注目されているのがラジカル塗料で、ラジカル制御技術で劣化を防ぐことが特徴。

《ラジカル塗料メリット》あらゆる外壁に施工できシリコンに近い価格で耐久性が高い。

《ラジカル塗料デメリット》10年以上の期間での塗装実績が少ない。

5、フッ素塗料

高級感溢れているが、一般住宅では高価なのであまり使われていない。

《フッ素塗料メリット》高密着力で剥がれ、酸性雨に強く、耐熱性、耐寒性も高い。

《フッ素塗料デメリット》塗り替えの時にフッ素以外の塗料を使う時には注意が必要。

サイディングの場合には、継ぎ目のコーキング部分にひび割れが発生する可能性あり。

6、遮熱断熱塗料

断熱塗料は太陽の光からの熱を抑制し、遮熱塗料は紫外線を反射させることで室温を涼しい環境に保つ。

遮熱や断熱効果で光熱費を削減することで環境に優しい。

《遮熱断熱塗料メリット》電気代の節約ができ、自然環境に優しい生活ができる。

《遮熱断熱塗料デメリット》価格が高い。

7、光触媒塗料

太陽光で活性酸素を生み出して汚れを分解し、雨水で洗い流す効果がある。

《光触媒塗料メリット》空気を浄化する効果があり除菌、抗カビ、防藻効果が大きい。

《光触媒塗料デメリット》高価で、隣の建物と距離が近いと効果を発揮できないことがある。

8、無機塗料

メーカーにより違うがレンガや石などの鉱物である無機物と有機物を配合することで効果を発揮する塗料。

《無機塗料メリット》太陽光による劣化や変色に強く、低汚染性、防汚性、耐候性が高い。

《無機塗料デメリット》施工業者の技術に仕上がりが左右され、艶が消せない。

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