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玄関ポーチに屋根が付いていないので後付けでリフォームできないかお悩みですか?
後付けの庇には見落としがちな注意すべきポイントがあるので紹介していきます。
・玄関ポーチに屋根(庇)が無いと不便
設計の段階で外観を優先してしまい玄関ポーチに、屋根自体が無かったり庇が短い住宅をよく見かけます。
日々の生活で玄関は重要な場所であり屋根が無いことに、不便さを感じてしまうことがあるでしょう。
雨天時に出掛ける際に濡れてしまったり、風雨が強ければ玄関まで吹き込んで玄関が濡れることもあります。
天気が良い日には時間帯により直射日光をもろに受けてしまい眩しい思いをします。
このような不便を解消するために自宅の玄関ポーチに庇を後付けできるのか見ていきましょう。
・屋根の後付けはできるのか?
自宅を新築される段階で当初の設計に盛り込んで玄関ポーチに屋根を取りつけることが理想的ですが、デザイン性などの理由から現在庇の無い玄関ポーチで不便を感じていることでしょう。
建物構造や法的な部分などをクリアすれば屋根(庇)の後付けをすることは可能です。
しかし屋根が後付けされることで住宅の外観のバランスが崩れてしまったり、台風や積雪などの影響で長持ちしないことも考えられます。
庇を後付けする上で失敗しないためのチェックポイントを紹介しますのでご覧ください。
・玄関ポーチに屋根を後付けするチェックポイント
1、建物の構造は?
庇を後付するには建物の構造を調べる必要があります。
外壁の庇が接続する部分は強度が必要であり構造によっては、外壁材の強度が弱く補強材を外壁の下地に埋め込むことになる場合があります。
木造軸組み工法と鉄筋コンクリート造でも固定方法は異なるでしょう。
安全面を考慮して風の吹き上げや地域によっては積雪の荷重に耐えられる構造であることが大切な部分です。
既製品の庇であれば最適な後付けができる、メーカー標準の取り付け仕様書があるのでそれに従って施工されることを勧めます。
2、自宅の現状を確認する
玄関ポーチの屋根を後付けしたい部分が、雨風などに晒されたことにより劣化が酷くなっていないか確認します。
外観上は問題なくても屋根や窓周りから雨漏れしていて放置しておくと、庇や外壁の下地材が湿ってしまい、カビや木材を腐らせてしまうことがあります。
もし下地の骨組みなどの強度が不足している場合には、部分的に部材を取り替えて補強する必要があるでしょう。
余計に費用は掛かりますが庇事体重量があるので落下でもしたら大変です。
3、屋根(庇)の大きさを決める
庇の出っ張りや幅によって屋根(庇)の施工方法が異なってきます。
庇の出が1m~2m程度であれば既製品の軽量の庇を取りつけることで簡単に施工できます。
しかしもっと大きな玄関ポーチ周りの屋根が必要であれば、建物の構造と合わせた方が良いでしょう。
木造軸組工法であれば玄関ポーチの庇周りの柱などの下地の状況を確認して、強度が保てるように設置する必要があります。
庇の骨組みを建物本体の構造体に接属して屋根面や外壁を張り仕上げると統一感が生まれます。
鉄筋コンクリート造であれば外壁にケミカル樹脂アンカーを打ち込み配筋して躯体を造れば建物本体と一体的にできるので耐久性は高いでしょう。
外壁と屋根との接続部分は防水的に弱点になりやすいので、水返し処理の防水を念入りに施工する必要があります。
コーキング処理だけでは長持ちしないので雨仕舞が考慮されている屋根を選びましょう。
4、駐車スペースやアプローチとのバランス
玄関ポーチから駐車スペースまでを連続的に独立した柱を設けて、屋根を掛けることで買い物などで両手が塞がっている状態でも雨に濡れないようになります。
庇が広がった分、玄関ポーチの面積も調整してスロープで道路からのアプローチをリフォームをすれば、建物と外構のバランスもとれて使いやすくなるでしょう。
当然庇以外のコンクリ―トやタイルなどの複数の工事が必要となり工事費は高額になります。
【外構のリフォームでお悩みの方に参考になる記事があります。お悩みを相談したりプランを無料で貰えるサービスです。】
5、メーカーを選定する
短めの庇を後付けするのであれば既製品を選ばれる方が多いでしょう。
各種メーカーが販売していますが価格を抑える秘訣があります。
サッシやキッチン設備などを扱っているメーカーであれば、フルリフォームするとお得になる可能性が高いです。
【キッチンリフォームの業者見積もりについて、こちらの記事で詳しく書きました。ご参考ください。】
商品は単品で発注するよりもある程度まとまった数量の方が価格調整しやすい傾向にあります。
内装などの改修する予定が将来的にあるのであれば、内外装をまとめてフルリフォームすることも検討されると良いでしょう。
6、建築基準法を順守する
建物を建築する時には、建築士が作図して市区町村の建築指導課へ確認申請を審査してもらう必要がありますが、玄関ポーチに屋根を後付けするだけでも確認されて方が間違いないでしょう。
庇の出っ張りが1mを超えたら建築面積に参入されるので建ぺい率などのチェックが必要になります。
建ぺい率は用途地域により制限され、条件により緩和されたり指導されることもあるので事前にリフォーム業者の建築士を通して、市区町村の建築指導課で相談されるとスムーズに行くことでしょう。
【リフォームの確認申請について、こちらの記事で詳しく書きました。ご参考ください。】
7、外観のデザインを決める
住宅の外観で玄関の造りの印象が異なってきます。
屋根や外壁の色合いや素材感を大切にして統一感を持たせたい時には、構造に合わせて木造軸組工法であれば同じように木造の構造で屋根葺きや外壁材を使えば違和感が無く溶け込むことでしょう。
庇をアクセントとして目立たせたいのであれば派手目な色合いで、敢えて構造を合せずにアルミなどの金属製の庇を後付けすれば、インパクトを与える印象的な外観に生まれ変わるでしょう。
【外壁塗装の種類について、こちらの記事で詳しく書きました。ご参考ください。】
8、庇の予算を決める
ご自宅のリフォーム予定している場所で庇を後付けしたいのが優先順位としてどれくらいなのか考えます。
真っ先にくるのであればチェック事項を確認して、予算を貯金から配分するのか場合によってはリフォームローンを利用することも必要でしょう。
建物の構造や施工方法、規模にもよりますがおよそ19万円から90万程度が目安となります。
優先順位が低いのであれば焦らずに外壁や屋根のリフォーム時にまとめて行うか、既製品の庇であれば玄関ドアやシステムキッチンを取り換える際に、同じメーカーでリフォームする方が効率的で費用を抑えることに繋がるでしょう。
【リフォームの工事実績や保証内容などを独自の審査基準により予算決めに最適な業者を紹介してもらえるサービスがあるのでお探しであればご覧ください。】
【PR】タウンライフ
・玄関ポーチ屋根のまとめ
晴れたは日は紫外線が玄関を照らし、雨の日は雨風が吹き込んでくることがあり、玄関ポーチにどうしても屋根が欲しいと考えられると思います。
後付けの庇は種類が豊富で強化ガラスやアルミ、ガルバリウム鋼鈑、木製などでも施工は可能でしょう。
単に玄関だけ改善すれば良いのか、駐車スペースやエントランスも含めて全体的なバランスや、出入りのしやすさも含めて検討されると間違いがありません。
玄関ポーチの庇リフォームについて家族で話し合われて確認されれば満足できる玄関ポーチに生まれ変わるでしょう。
【玄関アプローチの作り方について、こちらの記事で詳しく書きました。ご参考ください。】