自宅のキッチンをリフォームして損をしないための見積もりを比べる注意ポイントを紹介します。
目次
キッチンリフォームで後悔してませんか？
築年数が経過してくると奥さん自慢のシステムキッチンも輝きを失い天板やシンクはキズだらけです。
扉の仕上げも捲れてきたりして見栄えが悪くなりキッチンリフォームについて夫婦で話し合う機会も多くなります。
休日にショールームに出かけてアイルランドキッチンを見学して金額を見たら160万円から230万円くらいと金額もバラバラで何が違っていているのかよく分かりません。
そんな状況であれば適切なキッチンリフォームの見積もり比較は難しいことでしょう。
リフォーム済んで最初の頃はいいですが使っていく間に「どうしてこんなに高いキッチンを購入したんだろう」と嘆くことになりかねません。
後悔しないためにも事前に確認しなければならない比較ポイントがあるので説明していきます。
【キッチンリフォームをお考えの方に参考になる記事があります。】
損をしないキッチン見積もり比較ポイント
自宅に水回りが老朽化してきたことに伴いキッチンリフォームの必要性を感じたり設備的な不満や狭さを解消するために行われる場合が多いようです。
システムキッチンのタイプやグレードにより金額はピンキリですが120万円～230万円くらいが目安となります。
キッチンの標準的な設備にオプションで収納や食洗機などを追加すれば数十万円は更に上乗せされていきます。
奥さんが日々料理をする大切な場所なので出来る限りの贅沢をしたいところですが、本当にどのキッチンが自分たちの生活に合っているのか、見積もりも相場と比較して妥当なのかチェックしていきましょう。
1、必要性を考える
キッチンをリフォームすることを決心した理由は何なのかもう一度見つめ直します。
意外と見過ごされているのが実際にキッチンに立って調理するのは誰でどんな視界を望んでいるのか、例えば子供たちの様子や庭の景色が見えるようにしたいと思うかもしれません。
生ごみの処理や分別、置き場所なども関連してきます。
設備的なトラブルで水漏れが発生していたりするなら早急に対処する必要があるでしょうが、材質や収納などの不具合ならば狭いキッチンを取り替えたり設備的にオプションを追加することもあるでしょう。
しかし新しくキッチンを設置することばかりに捉われてしまい、その後の生活のイメージができていないとあまり使い易さが改善されていない結果になりかねません。
最初からあった物を活かしながら工夫することで改善できないかも含めて、本当に今リフォームする必要があるのか考えて見ましょう。
2、キッチンリフォームの予算を決める
キッチンの種類により形状や寸法の違いがあり目的とする種類により価格帯が決まります。
キッチンの種類を選ぶ
システムキッチン
第一の特徴がワークトップで天板とシンクが一体となり掃除がしやすい造りになっています。
コンロもビルトインで組み込まれ、キャビネットのデザインを多種多様でお求めやすいタイプから高級感あふれるタイプまでピンキリであります。
注文住宅や一戸建て住宅でも需要が高いキッチンと言えます。
オリジナルキッチン
拘りのキッチンを造りたいなら複雑な形状や大き目の寸法でも対応できるオリジナルキッチンが最適でしょう。
システムキッチンでは既製品で標準的な寸法が15㎝刻みで用意されていますが、現場にピッタリ納めることが難しい場合が多いですが家具と同じように一から設計してサイズや材質、表面の仕上げも自由に選べるので、室内の扉に合わせることも可能です。
標準的なシステムキッチンと比べると価格は高くなる傾向です。
置き型の流し台
流し台と調理台、ガス台が分割されていて台所に据え置くタイプです。
部分的に取り換えできて価格も安いので賃貸住宅で採用される場合が多いです。
二世帯住宅や一戸建て住宅でも家族が増えたことで、2ヵ所キッチンが必要となった場合のサブ的なキッチンとして利用することも可能です。
キッチンのタイプを選ぶ
今使われているI型キッチンから対面型キッチンにリフォームするのであれば、カウンターや下がり壁を造作する必要があります。
キッチンの移動が発生するので、給排水の配管や換気ダクトが伸びるのでグレードやメーカーによりますがおよそ120万円～150万くらいが目安となります。
床の補修や壁、天井部分の改修も併せるとキッチン本体以外の費用がかなりの割合を占めます。
キッチンリフォームは種類やタイプの選択次第で貯蓄から賄える場合もあれば、こだわりを追求すればかなり高額となりリフォームローンで金融融資からの借り入れが必要となることがあるので事前に検討されて下さい。
3、キッチンリフォーム相場を調べる
キッチンリフォームの見積書は、身近で展開している地元のリフォーム業者にまずは依頼します。
親戚や同僚の紹介やチラシからも探すことができます。
ここで満足することなく更に正確な相場を知るためには、大手のリフォーム会社もターゲットにします。
地域と全国展開している会社とでは相場も違ってくるので参考にする意味でも見積もりを3社ほど依頼します。
地元のリフォーム業者と同じようにフリーダイヤルで電話しても良いのですが、時間を短縮できるのでオンラインのサービスを利用して見積もりの資料請求をすることで手間が省けるでしょう。
見積り項目の比較
地元のリフォーム業者の見積書3社分と大手のリフォーム会社の見積書3社分が揃えばキッチンリフォームの見積書が6社分準備できたことで比較対象する条件が整いました。
既製品のシステムキッチンでもタイプが変れば、床下から給水や排水管を転がして位置変更することになり、床のフローリングを剥がす必要が生じるので木工事や水道設備工事なども含まれてくるので見積書の項目も多くなってきます。
ここで注意すべきは数量が1式で表示されている場合です。
材料費の数量や施工するために作業員が何人工必要なのかが不明では比較できません。
親切な会社であれば解体材の処分費やキズを付けない様に、周囲をカバーする養生代などがしっかり明記されていると信頼できます。
6社分の見積もりの中で家族が希望している内容が漏れなく反映されている見積書を選んで、項目が抜けていないか、逆に意味不明な項目が紛れ込んでいないかチェックするのです。
担当者に問い合わせて確認し、軽微な項目なら自分で追記してもいいですが、あまりにもおかしい場合は再見積もりを依頼しましょう。
面倒だと思うでしょうが見積書の項目をある程度は合せないとしっかり比べることができません。
見積り金額の比較
各リフォーム業者から受け取った見積書の内容は、対面キッチンであれば既設のキッチンの本体を取り外して撤去したり、新たなキッチンを設置する工賃、水道の設備配管をするために必要な床材の撤去や、カウンターや下がり壁を造作すための材料代や工賃などが記入されているでしょう。
大切なのが項目ごとの金額や単価に開きがあり、極端に高いと意図的に付加されている可能性があります。
安すぎる場合には積算ミスかもしれません。
低価格でリフォームできたと喜んでいたら後になり追加工事にされてしまい、とんでもない金額を請求されて愕然とすることになります。
見積もりの金額で気になる業者は呼び出して不明な部分は修正させましょう。
横並びで比べることもできますが表にした方が見やすいのでキッチンの本体価格は安いけども、付帯工事である水道設備や大工の工賃が高いなど会社ごとの傾向が分かります。
各項目ごとに平均金額を出すことで相場を掴みキッチンリフォーム会社を選択する決め手となる重要な資料ができあがるのです。
【キッチンの収納棚でお困りの方に読まれている記事です。】
・キッチンリフォームの見積もりまとめ
キッチンリフォームで後悔しないためには、奥さんの希望もあるでしょうが必要性も含めて客観的に検討することが大切です。
豪華なシステムキッチンや便利なオプションは素晴らしいですが「実際にはあまり使うことが無かった」なんてことにならないようにしなければなりません。
最終的には予算をできるだけ抑える事と相見積で、自分たちの予算に合わせてくれるリフォーム会社を探すことが目的となります。
手間はかかりますが賢く見積もりを比較してキッチンリフォームを成功させましょう。
【キッチンリフォームの相見積もりを短時間で複数業者に依頼できる方法の記事があります。】
