お風呂リフォームの業者見積もりを賢く比較する方法

お風呂リフォーム 見積もり 比較
ご自宅のお風呂場のリフォームで損をしないための見積もりを比較するポイントを説明しますので一緒に見ていきましょう。

お風呂場のリフォームで後悔しないために

浴室の老朽化で洗面室へ側に漏水してしまいリフォーム業者に点検してもらったら解体して防水する必要があり、結果的にお風呂のリフォームをすることになってしまいました。

急いで対応してくれたこともあり概算金額だけ聞いて工事を進めていたら、最終的に金額が膨らみ取り返しが付かないことに、、、

予算オーバー 家計簿

このような後悔をしないためには事前に確認しなければならないことが、たくさんあるので順を追って説明していきます。

・損をしないための見積もり比較ポイント

一般的にお風呂リフォームをする場合には、在来工法で浴槽が設置されていて床、壁がタイル張りの状態からユニットバスに変更する場合が多いのではないでしょうか。

建物の築年数が経過してくると水回りに影響が出てきます。

在来工法の場合には、浴室の床から壁まで防水層を形成してお風呂場で使用した水が、周りの部屋や2階であれば下階へ漏水することを防いでいます。

新たに同じ工法でリフォームするのであれば、既存の浴槽と床壁のタイルを撤去して新たに防水ができるように下地調整が必要となり手間が掛かります。

その点ユニットバスであればパネル形式で組み込まれていて、防水層がすでに出来上がった状態で浴室の中に据え置く工法なので簡単です。

施工も容易で短期間で完成することができます。

費用は建物の構造が木造なのかコンクリート増なのかでも撤去費用が違ってきますし、ユニットバスのサイズや仕上げパネルのグレード、衛生器具のタイプにより様々なので70万円から140万円程度が目安となります。

お風呂場のリフォームは使った水を漏らさないための防水や浴室周辺の内装工事、給水給湯や排水ななど複数の工種が絡んできて費用も割高になりがちなので、後悔しないためのチェックポイントをご覧ください。

1、必要性を考える

浴室をリフォームしようと思い立ったのは、何らかの必要性に迫られて検討されていると思います。

浴槽が劣化して、汚れ床のタイルも滑りやすいし冬場は冷たくて辛いとか、友人の自宅を訪問して最新型のユニットバスを見て羨ましくなっていることもあるでしょう。

古い浴槽 タイル冷たい

ご家族にお年寄りがいらっしゃるのであれば介助が必要となり、お風呂場の出入り口を広げて出入りがしやすく段差を解消してバリアフリー化する目的もあるでしょう。

バリアフリー

後になり後悔しないためにもお風呂リフォームの方向性をもう一度確認されて下さい。

2、お風呂リフォームの予算を決める

ご自宅が在来工法のお風呂で漏水やタイルの汚れが気になり、リフォームで同じようにジャグジー付の浴槽をセットすることも可能です。

浴槽 ジャグジー

大き目のタイルを貼ってゴージャスなオリジナルの浴室が演出できます。

広さや材料のグレード、衛生器具のタイプにもより様々ですが工事費はおよそ150万円から270万円程度が目安となります。

ユニットバスが狭いのでサイズを広げて、同じようにユニットバスでお風呂リフォームするなら既存のユニットバスの撤去とサイズを広げるために支障となる間仕切り壁の移動が必要となり、広さや材料のグレードにより様々ですが工事費はおよそ80万円から140万円程度が目安でしょう。

このように同じ浴室のリフォームでもかなり高額になってくるので予算をしっかり確保する必要があります。

今までの貯蓄からやりくりするのかリフォームローンを組む必要があるのか検討されて下さい。

3、リフォーム相場を知る

リフォーム相場

浴室リフォームの見積りは、最初に地元に密着したリフォーム業者に依頼します。

理想的なのは3社ですので知人の紹介や折り込みチラシなどから情報収集できます。

通常はここまでですが、相場を知りしっかりした見積もり比較をするのであれば不十分なので、全国的に活躍している大手リフォーム会社へも見積もり依頼します。

メールや電話連絡を1社づつするのですが、最近はネットで1度入力しただけで複数の業者に見積もりなどの資料請求をできるサービスがあるので利用されると良いでしょう。

地域により対応できる会社数は違いますが3社以上は、候補が出てきますのでチェックを入れて依頼しましょう。

見積り比較

地域に密着したリフォーム業者を3社と一括資料請求で依頼した見積書と合計6社分が準備出来ました。

ユニットバスを取り換えるだけであれば簡単そうですが、給水や排水位置が変れば給排水設備工事が必要となり、洗面室との取り合いで内装や木工事などもあり、見積もりの項目も複雑になりバラツキが目立ちます。

業者によっては1式表示で価格を提示する場合もあれば、施工費や撤去処分費、自宅の養生代、現場の管理費などが明確になっている親切な見積もりもあります。

ここで自分たちが望んでいる項目になっている見積書を見つけて基本にします。

次にその基本の見積書と他のリフォーム会社の見積もりを並べて比較するのです。

あくまでも項目漏れが無いか、余計な項目が追加していないかチェックして、明らかにおかしい点があれば確認して再度見積書を提出してもらいます。

対応が遅かったり不信を感じたらその業者は候補から外しましょう。

手間が掛かりますが同条件に見積書の項目を揃えないと適正な比較ができないのです。

【お風呂場リフォームの見積もりを複数業者に無料で依頼できる方法について、こちらの記事で詳しく書きました。ご参考ください。】

悪徳リフォーム業者に騙されないためにタウンライフリフォームの評判を調べられていますか?建築の知識も実績もない業者にリフォームを依頼したら大変なことになります。悪徳業者の罠にハマらないためにもタウンライフリフォームの評判やメリットを紹介します

金額比較

各業者からもらった見積もりの項目には、ユニットバスの本体や撤去、据え付けするための施工費、周辺の床や間仕切り壁の撤去、復旧費などが記載されています。

業者見積もり比較

そこで明らかに高かったり、安すぎる単価や金額があるとチェックを入れておきます。

リフォームが終わった段階で追加工事として追加請求される可能性が高いので、単価に間違いがないか問い合わせしましょう。

確認しやすいようにリフォーム会社の見積もりを表形式でまとめると、一目瞭然になるので作成した方が良いでしょう。

項目ごとのユニットバスの本体価格は高いけども、内装工事や撤去費が安いなどが業者の特徴が分かるし、平均金額も把握できます。

お風呂リフォームのトータル金額を知ることは重要ですが、項目ごとの平均金額を掴むことも業者選びの大切な資料になるのです。

4、リフォーム会社選定

リフォーム業者 選定

リフォーム会社の絞り込みをしていき最終的には、1社を選びますが焦らないで慎重に見極めます。

しっかりした見積もりであればお風呂リフォームの相場よりも、最も安い金額を提示された業者が優先されますが、それだけでは不十分です。

浴室のリフォーム実績が何件あって評判がどうなのか確かめる必要があります。

リフォーム業者の現場担当者の技術力がどれくらいあるのか、資格は持っているのか、会社の経営状態はどうなのか、アフターフォローは万全かなどチェックすることが大切です。

【リフォーム業者の選び方について、こちらの記事で詳しく書きました。ご参考ください。】

リフォーム業者の選び方を失敗すると家族の希望したことが反映されない最悪なマイホームになる可能性があります。飛び込みの営業マンを信じたら後悔します!名前だけで決めてもダメです。リフォームを成功させるための業者選びのチェックポイントを紹介します。

・予算が合わない場合

1、予算を提示する

各リフォーム会社に見積もりを依頼する最初の段階で、予算提示するのは手の内を明かすようでできないし、施主の気持ちを思うと家庭の経済状態を知られる感じで戸惑います。

しかし1社も自分たちの予算をクリアした見積書の提示した、業者がいない場合は予算を突き付けてみましょう。

極端に何割もの開きがあれば予算に合わせることは難しいでしょうが、工事費の3%や5%くらいなら値引きしてくれる可能性があります。

2、グレードを落とす

グレード 落とす

当初の希望だった在来工法で大き目の浴槽を設置する予定を、ユニットバスを据え置く工法に変更することで工事を抑えられます。

ユニットバスでも器具やグレードを下げたり、オプションを諦めるだけでも10万円単位は調整できるでしょう。

リフォーム会社からの見積もりを見ながら夫婦で話し合いましょう。

3、リフォーム範囲を検討する

リフォーム工事をするためには、現場で作業員が工程通りに進捗できるように管理するための費用が発生します。

浴槽を部分的にリフォームするにしても現場管理は必要となりますが、建物全体をフルリフォームする場合と比べると効率が悪くなるので、広範囲にフルリフォームする際に浴室も合わせて工事することで現場管理費が低減します。

フルリフォーム

材料の発注にしてもユニットバス1台だけよりも、同じメーカーのシステムキッチンや洗面化粧台、衛生器具、内装材などとまとめて注文した方が金額を調整しやすくなるので割安になる可能性が高いです。

【キッチンリフォームについて、こちらの記事で詳しく書きました。ご参考ください。】

キッチンリフォームの見積もりは、どこを見ればいいのか最初は戸惑います。複数の業者の見積もりをポイントを絞りチェックしなければ高額になり後悔することになるでしょう。キッチン本体のメーカーやオプションなどでも違うので見積もり比較の秘訣を紹介します。

・お風呂リフォームの見積もりまとめ

見積もり まとめ

在来工法で床や壁を外国製の高級タイルを貼り浴槽をジャグジーにすれば優雅で癒されるでしょうが、防水処理をしっかりしないとならないし、工種が複雑になるので工期も長くなるし高額になるのは当然です。

浴室 防水処理

リフォームが終わって失敗した、お金を掛け過ぎたと後悔しないためにも、実際に自分たちの浴室に何が必要で、お風呂リフォームにどれくらいの費用が掛けることができるのか明確にすることが重要です。

見積書の比較ポイントを確認して家族で話し合われることで、快適なお風呂にリフォームすることができるでしょう。

【浴室の在来工法とユニットバスの比較ついて記事を書きました。ご参考ください。】

浴室のリフォームする時に、ユニットバスにするかタイルや石張りで仕上げる在来工法にするのか悩むところです。後で失敗したと後悔しないためにもメリットとデメリットを知ることが重要です。チェックポイントを紹介しますので参考にされて下さい。

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