自宅のトイレリフォームで損をしないために、しっかり相場を知るための方法を紹介します。
・トイレリフォームで損をしていませんか?
便器の流れが悪くなりリフォーム業者へ電話連絡をして見てもらったら、まとめて手洗いカウンターを設置して壁や床も新しくすれば、安くなると言われて依頼したら高額になり驚いたことはないですか?
いくら業者がトイレリフォームのプロであっても、自分たちで相場を調べて把握すれば失敗することを免れることができるのです。
業者見積もりの手順を見ていきましょう。
【優秀な業者を見つける方法を記事にしました。】
・トイレリフォームを成功させる見積もり比較方法
一般的なトイレリフォームとは、便器の水の流れが悪くなったり老朽化で便器を15万円以内で取り替えるパターンが多いでしょう。
高齢者のためにバリアフリーにするために、ドアをリフォームしながら床と壁の内装を一新しながら、まとめてやってしまう場合などは50万円を越えることも珍しくありません。
最近では今使っている便器に問題が無くても、最新式の便座で人を感知して自動で開閉したり、温水洗浄暖房や汚れが落としやすいシンプルなデザインのタイプもあり、便器単体でも高額になるのでトイレリフォームを甘く見ると後悔することになります。
金額的にも満足できるトイレにするためのチェックポイントをご覧ください。
1、必要性を考える
トイレをリフォームしようと思うには、何らかの原因があり必要性に迫られて検討しているのでしょう。
便器が老朽化してしまい水漏れしてしまったり、歩くのが困難なお年寄りが車椅子を使用することになり、トイレ自体のサイズを広げる必要が生じて行うのであればトイレリフォームをするべきでしょう。
単にモデルルームで機能が充実した便器を見て衝動的に考えているなら、金額を含めて本当に必要なのか考え直した方が賢明です。
2、トイレリフォームの予算を決める
便器単体を取り換えるのであれば本体価格と古い便器の撤去と、新規の便器を設置して調整する費用が必要となり一般的なタイプであれば15万円以内でも可能でしょう。
それがトイレの空間を広げて床の仕上げや壁のボード、クロスを張替えれば20万円以上は掛かるでしょう。
建物が老朽化していれば木下地が湿気で腐っていたりシロアリに被害に遭っていれば、取り除いて補強する必要があり更に費用は上積されてきます。
トイレリフォームと言っても、安さだけを追求すれば数万円で収まる場合もありますが、機能性を充実させて内装をフルリフォームすれば高額になってくるのです。
そこで最初の段階で今回のトイレリフォームをどれくらいでしたいのか予算を決めます。
家計の蓄えから15万円を下してきて確保するのか、年末のボーナスの30万円をそのまま使うのか予算枠を確定するのです。
夫婦で話し合い何が何でも予算オーバーしないように誓うのです。
3、相場を調べる
見積り依頼地元に密着したリフォーム業者にお願いして見積もりしてもらいます。
トイレリフォームの専門業者3社以上に依頼します。
しかし相場を知るにはこれだけでは不十分なので、全国展開している大手のリフォーム会社の見積もりも必要です。
直接電話連絡しても構いませんが、手間なのでネットで申し込めば無料で複数個所に資料請求を簡単にできるのでお勧めです。
ご自分の地域で対応できる会社の候補が表示されるので、好きな会社を最低でも3社はチェックして依頼しましょう。
見積り比較
地元のリフォーム業者3社とネットで依頼して受け取った、大手のリフォーム会社3社の計6社の見積もりが揃いました。
便器1つを取り換えるリフォームなら簡単ですが、内装工事も含めたトイレリフォームの場合には見積もりの項目も多いのでバラツキが見えてきます。
全てを1式表示でトータル金額の場合もあれば、詳細に商品代と施工費、処分費や養生代、管理費などが明確になっていることもあります。
そこで大まかに比べながら自分たちが要求した内容が漏れなく記載されている会社の見積書を1つ選んで基本にします。
あとはその基本見積もりと他のリフォーム会社の見積もりを並べて項目の抜けが無いか、逆に意味が分からない項目が潜り込んでいないかチェックするのです。
もしここで不明な点があれば問い合わせ確認して再見積もりを依頼します。
業者によっては面倒臭いと対応を嫌がる場合もあるので、そんな誠意のない業者は候補から外しましょう。
同じ条件に見積もりを整えることで間違いのない見積もり比較が可能となります。
金額比較
見積書の項目には便器の本体や撤去、取り付けするための施工費、床を張替えるための材工単価などが記載されています。
そこで極端に高過ぎたり、逆に安すぎる項目があると要注意です。
施工する段階で追加請求される可能性があるので間違いがないか確認をとります。
見やすいように各リフォーム会社の見積書を手書きでも構わないので表にまとめると良いでしょう。
そして項目ごとの衛生器具や施工費の高い安い、平均金額が分かるのです。
もちろんトイレリフォーム工事全体の金額の高い安い、平均金額を掴むことで業者選定の重要な資料となります。
4、リフォーム会社選定
いよいよリフォーム会社を選ぶのですが慌てないで慎重に行動しましょう。
一般的なトイレリフォームの相場よりも安い方が良いのでしょうがそれだけでは足りません。
トイレリフォームの施工実績があり口コミ情報での評判も加味すれば尚いいでしょう。
現場の担当者の顧客に対する受け答えなどでも、会社の経営姿勢が見えてくるので絶えずチェックして下さい。
【トイレをリフォームの注意ポイントで参考になる記事があります。】
・予算が合わない場合の対処法
1、予算を提示する
最初に見積もり依頼を各リフォーム会社に依頼する段階で、予算を提示する方法もありますが躊躇してしまうでしょう。
お客さんの立場で考えると予算で家庭の内情を知られたくない思いもあります。
もし1社も自分たちの予算に合う見積もりが無ければストレートに予算をさらけ出しましょう。
例えば一番安い業者の見積もり金額が値引き後に55万円とした場合に、予算が50万であれば5万の値引きを再度できないかお願いしてみましょう。
案外すんなり合わせてくれるかもしれません。
2、リフォーム範囲を見直す
家族の要望が詰まったトイレリフォームなので希望を叶えてあげたい気持ちは分かりますが予算があります。
リフォーム会社からの金額提示を見せて夫婦で話し合いましょう。
内装のやり替えや便器のグレードを落すなど、必要最小限にすれば予算に合わせることができるでしょう。
3、目玉商品を探す
便器の機能が充実した新製品が発表されますが、それに伴い型遅れの商品が存在します。
ざっくばらんに少し型遅れでも良いので機能は落とさないで安くできないか相談してみましょう。
運が良ければキャンセルなどで倉庫で眠っている商品を割安で利用できる場合もあります。
4、水道代を考慮する
節水型の便器にすれば昔なら20リットルもの水を垂れ流していたのが、大きい方でも6リットルから4リットルまでも節水できるようになるので単純に水道料が削減できるのです。
単年では僅かですが5年10年と積み重ねていけば、かなりの節約になるのでその分は予算を上乗せしても良いのではないでしょうか。
5、施主支給品にする
自分でネットで格安の商品を購入してリフォーム業者に設置のみを依頼することで安くできる可能性がありますが、トラブルが発生した場合のアフターメンテナンスをしてもらえなかったり、そもそも支給品での施工を受け入れてくれる業者がどれくらいいるのか疑問です。
間違いなく安いでしょうが長い目で見るとお勧めできません。
・トイレリフォーム相場のまとめ
ショールームに出かけると自動掃除してくれるスタイリッシュなデザインの便器に見とれることがあります。
ただし機能が充実していればそれだけ価格に上乗せされていることを忘れてはいけません。
実際に自分たちはどこまでが必要で、トイレリフォームにどれくらいの費用が掛けれれるのか明確にすることが重要です。
後になって「自動で開閉する機能何ていらなかった」とか「もっと安く抑えてキッチンをリフォームすれば良かった」と後悔することが無いように慎重に必要性を考えて予算組することです。