壁紙(クロス)の種類をご存知ですか?特徴を知って選べば失敗しない

壁紙 種類 特徴

リフォームする部屋に合った壁紙(クロス)を選択するポイントを紹介します。

・壁紙(クロス)の特徴は?

壁紙(クロス)の性能

耐久性 防カビ仕様

壁紙(クロス)の原料や表面加工により性能に違いがあるので用途に合わった壁紙を選択しましょう。

防汚抗菌仕様

防汚抗菌

壁紙に抗菌表面加工されていると汚れを落としやすいので掃除が楽です。

菌の増殖を制御することで衛生面で能力を発揮します。

耐久性

壁紙に表面強化加工がされているのでヒッカキ傷や削れなどがしずらい特徴があります。

耐久性

玄関や廊下などの家族の通行が多い場所や子供部屋などに向いています。

防カビ仕様

防カビ性能により表面にカビが発生することを制御する特徴があります。

トイレや脱衣室での使用が向いています。

調湿性

壁紙に湿度を調整する機能があり一般的なクロスと比較すると効果が期待できるでしょう。

消臭性

壁紙に消臭機能を持たせたことで一般的なクロスと比較すると、調理や煙草の匂いを消臭剤が働きかけることで吸着する効果が期待できると言われています。

壁紙(クロス)の種類

壁紙 クロス 種類

壁紙(クロス)の原料により質感や性能に違いがあるので部屋のイメージに合わせて選ばれると良いでしょう。

ビニールクロス

ビニールクロス

ポリ塩化ビニールにより製造されていて、一般的に普及していている壁紙でデザインの種類が豊富です。

お求めやすい価格帯で汚れも落とし易く利用しやすいクロスです。

難燃処理された壁紙を選ぶことも可能ですが古くなると捲れやすい傾向にあります。

紙クロス

洋紙により製造される壁紙で表面をエンボス加工などで仕上げられた壁紙です。

ビニールクロスより高めで輸入品が多く、個性的な印象ですがキズに弱い傾向にあります。

和紙を原料にした壁紙もあります。

織物クロス

合成繊維や綿などにより製造される壁紙で、平織りや不織布により個性的な仕上がりを演出します。

高級感がありますが汚れを落としずらく価格は高めです。

最近では天然材と組み合わせたり、耐水性や汚れが付きづらい製品も登場しています。

無機質クロス

ガラス繊維などの自然素材が原料で防火用として使用されています。

調湿性能により結露にも対応できます。

オレフィンクロス

合成樹脂から製造されていて有毒ガスの発生を制御されている環境に配慮した壁紙です。

表面の強度が高いので傷がつきずらいです。

・壁紙選びの注意ポイント

注意ポイント

壁紙の品質チェックをする

家族が安心して生活できる環境造りをする上で重要な化学物質に対する対策がなされていることが重要で、JIS(日本工業規格)による「F☆☆☆☆等級」の確認やSV規格、エコマーク、非木材グリーンマークなどを確かめることで品質性能をチェックすることができるでしょう。

住宅展示場を見学する

壁紙はハウスメーカーや注文住宅会社で標準仕様になっている場合が多いですが、実際に壁や天井に壁紙を貼ったイメージが掴みやすく、合わせて色合いや柄、質感も確かめることができます。

例えメーカーが違っていても同じような材質やパターンを見つけることもできますし、「自分ならもっと明るめにしたい」とか、「落ち着いた雰囲気にしたい」と思えば調整も可能です。

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クロスサンプルは要注意

壁紙を選ぶ時に最初に目にするのがクロスサンプルです。

品番がありたくさんの質感や色合いを選択できるので、自分のイメージと家族の要望が食い違ったりして悩ましいところです。

ここで注意するべきポイントは、小さなサンプルで選んで実際に室内に壁紙を貼り仕上がった段階で見るとイメージが違ってしまうことです。

想像よりも明るくなったり、逆にインパクトが足りないなどで後悔することになるのです。

できれば90㎝×90㎝程度のサンプルを業者に用意してもらい確認された方が良いでしょう。

難しい場合は45㎝×45㎝程度のサンプルにするか、同じような壁紙で施工を完了した現場を確認すると良いでしょう。

内装とのバランス

壁紙を貼る段階では床のフローリングや木製ドア枠などは、養生されていて見えない状態で施工されます。

木目を生かした感じなのか、単色で明るいイメージなのかバランスを考える必要があります。

バランス

できれば壁紙のサンプルを現場で広げて見て、他の仕上げ材と照らし合わせることでイメージしやすいし極端な間違いは防げるでしょう。

日当たりを考慮する

日当たり

方角により直射日光が窓から部屋奥深くまで差し込む場合と、中部屋など日当たりが悪く室内灯を1日中灯している部屋では、壁紙の見え方が違ってきます。

「思ったほど明るく見えない」とか「ちょっと鮮やかで派手過ぎた」と後悔しないように選びましょう。

こだわりは何か

壁紙(クロス)の材質や種類は豊富ですが価格もピンキリです。

性能が高くて見栄えが良く重厚感があるクロスは高価になりますが、色合いや柄だけがイメージに合えば良いのであれば安く抑えることも可能です。

壁紙に何を1番に求めるのかを最初で決めておくと迷いなく選ぶことができるでしょう。

部屋にあった壁紙

トイレ

トイレ

トイレは汚れやすく臭いが溜まりやすいので、消臭機能があり汚れを落としやすいクロスが向いています。

落ち着ける雰囲気を醸し出すためには、清潔感がある淡い色合いが良いでしょう。

白だと汚れが目立ちやすいので考慮して下さい。

キッチン

キッチン

料理をすることで油の飛び散りなどがあるので不燃で消臭タイプの壁紙が向いています。

掃除がしやすいことを優先させるのであれば、無地にした方が良いですが気分を高めたいのであればアクセントで好きなクロスを貼っても良いでしょう。

玄関

来客者が訪れて最初に目にする玄関の壁紙は、暖色系で明るい方が奥行きを感じ広く見えます。

人の往来や荷物の出し入れが頻繁に行われるので耐久性が高いクロスが向いています。

子供部屋

ホワイト系 クロス

子供たちが健やかに育つように、明るい色の壁クロスの部屋で元気いっぱい過ごさせたいでしょう。

落ち着きが欲しいならホワイト系にして、部分的に明るいクロスにすることもできます。

汚れた手で触ったり物をぶつけても簡単にキズかつかない耐久性が求めらるでしょう。

【子供部屋のアレンジについて参考になる関する記事があります。】

子供部屋をアレンジするには見逃してはならないポイントがあることをご存知ですか?お子様と楽しくなり親子の会話が弾むとっておきの秘訣です。窮屈な子供部屋やお子様の仲が気になる、もっとお洒落に可愛くしたいなど子供部屋のアレンジにヒントを紹介します。

・壁紙の種類まとめ

壁紙を選ぶ時に意外と好き嫌いですぐに決めていませんか?
部屋や求めている性能を知ることでイメージ通りのクロス選びをすることができます。

壁紙選びの注意ポイントにより家族で話し合われてチェックすれば理想的な部屋にリフォームできるでしょう。

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