マイホームの外装リフォームをサイディングでお考えなら、自分でもできるチェックポイントがあるので後悔しないために確認してみましょう。
【外壁塗装選びで悩まれている方に参考になる記事を書きました。】
【外壁タイルのリフォームをお考えの方に読まれている記事です。】
・サイディング選びを間違うと後悔する
外壁のサイディングを選び間違えたことによりメンテナンスができずに、劣化が進行してしまいひび割れやキズが生じたりカビが発生して見るも無残な状況になってしまったら大変です。
デザインや外観だけでなく総合的にサイディングを選ぶことが大切です。
・外装サイディング比較のコツ
外装サイディングは、種類ごとに特徴があるのでメリット、デメリットを理解することでライフスタイルに合ったサイディングを選択できます。
1、金属系サイディング
金属系サイディングの材質は、鋼製やアルミ板を加工してありポリウレタン発泡剤が裏打ちされています。
シャープなデザインが印象的で人気があります。
【メリット】
軽量なのでリフォームがしやすく、建物に負担が少ないので耐震性が高い。
断熱性、遮音性、耐震性が高い。
凍害に強い。
【デメリット】
鋼板の表面にある保護塗膜が剥がれてくると酸性雨や塩害を受けやすい。
外部からの衝撃に弱く、表面に傷がつきやすい。
定期的なメンテナンスが必要。(全体的な水洗いとコーキング補修)
切断面が特に錆びやすい。
【単 価】3,500~6,500円/㎡
2、窯業系サイディング
窯業系サイディングの材質は、セメントと繊維質で外壁材の形状に加工されています。
塗膜の耐久性が高くセルフクリーニング機能が備わったタイプも登場しています。
【メリット】
防火性、耐久性、断熱性、防音性が高い。
比較的メンテナンスしやすい。
タイル調や石張り、木目調などデザインの種類が多い。
【デメリット】
直射日光の熱を吸収しやすい。
塗膜効果が薄れてくると雨水を吸い込み変形することがある。
定期的なコーキングの打ち替えが必要。
【単 価】4,000~7,600円/㎡
3、木質系サイディング
木質系サイディングは、天然木を外壁材のサイズに加工しています。
縦張りと横張りがあり下方から張り上げていく下見板張りがあります。
【メリット】
自然に優しい木質なのでデザイン性に優れている。
木材なので表面温度が上がりずらい。
断熱性が高い。
木材の種類を選択できる。
【デメリット】
木材なので耐火性に乏しい。(防火認定を受けているた製品もある)
日頃からメンテナンスが必要。
耐候性が低く、カビが生えやすい。
取扱いメーカーが少ない。
塗装が劣化すると雨水浸透してくると腐りやすい。
【単 価】5,000~9,000円/㎡
4、樹脂系サイディング
樹脂系サイディングの材質は、プラスチックを外壁材の形状に加工されています。
【メリット】
耐久性や対候性が高く、ひび割れしずらい。
軽量で施工しやすい。
オープンジョイント工法なのでメンテナンスがほとんど必要ない。
吸水性がほとんどないので、耐凍結性に優れている。
【デメリット】
デザインの種類が少ない。
防音性能が低い。
国内ではあまり普及していない。
紫外線に弱く、劣化により退色することがある。
専門の職人が少ない。
取扱いメーカーが少ない。
【単 価】3,500~4,500円/㎡
・外装サイディングリフォームの時期
1、外壁の劣化や雨漏り
直射日光や風雨にさらされたことにより、外壁が劣化して反り返ってしまい亀裂などが生じて雨水が室内に侵入してきた場合には、防水処理も含めたサイディングリフォームのタイミングと言えます。
2、外壁のイメージチェンジ
築年数が経過していたり中古の物件を購入していて、外観を自分好みのデザインにしたいと思ったらサイディングのリフォーム時期です。
3、外壁のチョーキング現象
外装の塗装が色あせてチョーキング現象(手で触ると白い粉が付く)が起きたり、継ぎ目の充填しているコーキングが硬くなり捲れたり剥がれてきたら、塗装のリフォーム時期ですが外装材も一緒にリフォームします。
・サイディングリフォームの施工方法
外壁のサイディングをリフォームする方法としては、劣化した外壁材を剥がして下地の強度保たれない部分を補修して、新たに外装サイディングを張り付けていきます。
コストを抑えたいのであれば、現状の外壁の上から重ねてカバーするようにして新しいサイディングを張り付ける方法もありますが、下地の劣化や腐食が激しい場合には補修が発生するので見極める必要があります。
・外装リフォームで後悔しないまとめ
マイホームの外装に使われている建築資材である窯業系サイディング、金属系サイディング、樹脂系サイディング、木質系サイディングの特徴を理解することで後悔のないリフォームをすることができます。
外装サイディングの比較ポイントを目安にしながら、気に入った業者へ見積もりを依頼されてリフォーム業者を検討されて下さい。