屋根裏部屋をリフォームで新たなスペースが増やせる!注意ポイント

屋根裏部屋 リフォーム

奥さんから「収納が足りないからどうにかしてほしい」「子供部屋が欲しい」と言われていませんか。

今まで使われていなかった屋根裏のスペースを利用してリフォームすれば家族の望みが叶うかもしれません。

暑さ対策など屋根裏部屋を造るために必要なことがあるので注意すべきポイントを一緒に見ていきましょう。

屋根裏部屋リフォームのメリット

屋根裏部屋を造ったらどんな良いことがあるのでしょうか。

1、新たなロフト空間が生まれる

メリット

今まで居住空間として使われていなかった屋根裏のスペースが、部屋になることで単純に面積が増えるので、普段使わなくなったレジャー用品や衣類を収納したり、断熱などの工夫をすれば子供部屋や旦那さんの趣味の部屋として生まれ変わることができます。

趣味 部屋

2、遊び心がある空間

通常の部屋と違いハシゴを登り辿り着く屋根裏部屋は、高低差もあり下を覗きこむとで部屋が一望できてワクワクしてきます。

屋根の形状に合わせるように天井が傾斜している場合もあり、視覚的にも非日常的な遊び場や隠れ部屋的な雰囲気で、自分だけの空間として楽しめるので書斎に打ってつけでしょう。

書斎

3、増築よりも経済的になる

低コスト

部屋を増築する場合には新たに基礎工事や屋根外装工事が必要となりますが、ロフトは天井裏のスペースを有効活用するので内部の断熱工事や内装工事だけで済むのでコストを抑えられます。

屋根裏ロフトリフォームのデメリット

屋根裏部屋を利用する上で制限されることがあるので見ていきましょう。

1、昇降に注意が必要

高低差があるためハシゴでの昇降になりますが、階段よりも勾配がきつく足を踏み外すと転落する恐れがあるので注意が必要です。

転落 注意

ハシゴの仕上げにもよりますが、靴下は滑りやすいので素足で慌てずに、ハシゴを掴み足元を確認しながら一段ずつ登り降りすることになります。

2、スペースに限りがある

本来は部屋として計画していなかった屋根裏を部屋にすることで、構造的なことや法的な制約があるので広々としたスペースを確保することは難しいです。

ロフト 狭い

天井を屋根の形状に合わた勾配になり、高さも低くなるので人によっては圧迫感を覚える方もいるかもしれません。

3、重量物の出し入れが難しい

重量物

一般的な階段と比べるとハシゴは急勾配なので、重量物を屋根裏部屋へ搬入搬出するのは時間が掛かります。

難しい体勢での手渡しになり下で押し上げる人、ハシゴで荷物を中継する人、屋根裏部屋で引き上げる担当など家族で協力しながら行う事になるでしょう。

重量物 出し入れ

天井に開口を設けるタイプの場合には、荷物の出し入れを考慮して広めにした方がスムーズに作業できます。

屋根裏部屋から床の開口部への転落防止の手すりを付けることも忘れないで下さい。

・屋根裏部屋を造る注意ポイント

屋根裏部屋には良い事だけじゃない、気を付けなければならない注意ポイントがあるので紹介します。

1、屋根裏部屋の暑さ対策

屋根断熱

屋根裏は夏場の直射日光の影響でどうしても熱がこもりやすいので、屋根断熱の処理をする必要があります。

通常よりも断熱材を厚くしたり、合わせて強制換気をすることですごし易くなります。

強制換気

建物構造によっては屋根の外部からの断熱対策が有効な場合もあるので専門業者に確認されて下さい。

【断熱リフォームについて記事を書きました。ご参考ください。】

室内の温度差が激しいとお年寄りの体に負担となり、冬場はヒートショックの恐れがあります。充填工法や二重窓などの断熱リフォームをすることで高齢者も暮らしやすい住宅にできます。屋根や壁、床、サッシの断熱リフォームの注意点やメリットを紹介します。

2、天井の高さは1.4m以下

建築基準法に定められているので屋根裏のロフト部屋の天井高さは1.4m以下にして、部屋の広さはその真下の部屋の床面積の1/2未満にしなければいけません。

ロフト面積

外壁部分の窓も換気目的であれば、床面積の1/20以下でかつ0.45m2のサッシが設けることが可能です。

順守できない場合には、屋根裏収納では無く居室となり、階数や延べ面積も増えることで固定資産税の金額にも影響がでてきます。

市区町村の建築指導課で事前に確認されて下さい。

3、取り外しできるハシゴ

取り外し ハシゴ

屋根裏部屋への昇降に必要なハシゴは取り外し可能な状態にしなければなりません。

固定された階段は認められない自治体が多いようです。

ハシゴの段数や幅なども制約される場合があるので、事前に該当する市区町村の建築指導課で確認されて下さい。

4、掃除しやすい仕上げ材

屋根裏部屋の用途によりますが床の仕上げは、掃除のしやすいフローリングなどが良いでしょう。

掃除機が必要になるとハシゴの昇降が手間になるので、モップで手軽に済ませられる仕上げが向いています。

モップ

あくまでも収納として活用されるのであれば、クローゼットや押し入れの仕上げと合わされた方が良いでしょう。

5、運びやすい荷物

軽い荷物

収納として使う場合には当分使わない荷物や比較的運びやすい物を収納しましょう。

リフォーム計画の段階で荷物の配置計画を立て、重めの荷物や家具は他の部屋に振り分けます。

・屋根裏のロフトリフォームのまとめ

デッドスペースだった屋根裏が見違えるような自分だけの空間に生まれ変わる屋根裏部屋のリフォームは魅力的です。

建築士 リフォーム専門業者

しっかりと家族で話し合ってどのような用途で使われるのか、ロフトの特徴やメリット、デメリットを理解されて各市区町村で適用範囲の違いがあるので確認する必要があります。

後悔しないためにも実績のある建築士やリフォーム専門業者に依頼することを勧めます。

【悪徳業者に騙されないようために注意すべきポイントをこちらの記事で詳しく書きました。ご参考ください。】

悪徳リフォーム業者に騙されないためにタウンライフリフォームの評判を調べられていますか?建築の知識も実績もない業者にリフォームを依頼したら大変なことになります。悪徳業者の罠にハマらないためにもタウンライフリフォームの評判やメリットを紹介します

「屋根裏部屋のメリット」

1、新たなロフトの部屋が生まれる

2、遊ぶ心がある空間

「屋根裏部屋のデメリット」

1、昇降に注意が必要

2、スペースに限りがある

3、重量物の出し入れが難しい

「屋根裏部屋を造る前の注意ポイント」

1、暑さ対策

2、天井の高さは1.4m以下

3、取り外しできるハシゴ

4、掃除しやすい仕上げ

5、運びやすい荷物

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