リフォームで施主支給にしてもトラブルにならない5つの秘訣

施主支給 エアコン

ご自宅のリフォームで施主支給で後悔しないための注意ポイントを紹介します。

・施主支給でリフォームする落とし穴

リフォームをしようと思い見積もりを依頼したら予算オーバーで悩んでいたら、主人が安い商品をネットで見つけたので迷わずに購入ボタンを押しました。

業者さんに施主支給にできないか相談したところあっさり断られてしまい、どうにか取り付けだけしてもらえる業者さんを他に探しましたが、結局は最初の見積もり金額より高くなってしまいました。

このように施主支給で失敗しないための方法を一緒に考えてみましょう。

・施主支給のメリットは何か

思い出の物を使える

実家の取り壊しで家族の思い出がある木製ドアを修理して再利用することができます。

思い出 ドア

リフォームする場所のドア枠は、移設するドア本体に合わせたサイズや建具金物にする必要があるでしょう。

【室内ドアのリフォームを検討中の方に参考になる記事です。】

室内ドアは利用しやすくインテリアとマッチしなければならずリフォームの方法を間違ってしまうと価格が高くなり損をします。ドア本体以外にも壁の撤去や補修費用などが必要になることを忘れてはいけません。ドアリフォームを成功させる比較ポイントはコチラ⇒

拘りの材料を利用できる

自分が手間をかけて探した柄や色合い、素材感で気に入った無垢のフローリングを床に使うことができます。

無垢 フローリング

木材の防虫処理がされていて乾燥期間が確保されているのか事前に確認しましょう。

お洒落な海外のキッチンを設置できる

国産メーカーのシステムキッチンでは見ることができない、外国製のお洒落で個性的なキッチンデザインリフォームすることができます。

お洒落 外国製 キッチン

アフターメンテナンスがあるので国内のリフォーム会社を通して保証も含めて施工してもらいましょう。

【対面キッチンを検討中の方に参考になる記事です。】

対面キッチンにリフォームして「失敗した~」と後悔した方を多数知っています。圧倒的な開放感に心を奪われた奥様の勢いで対面キッチンにしたら料理の匂いや音が広がるし、覗かれるのも抵抗があるらしい。対面キッチンのメリットとデメリットを詳しく説明します。

ネットで安い商品を購入できる

住宅建材のネット販売やオークションなどで相場よりも割安で建築資材や設備機器を購入することができます。

現場への搬入時期に間に合わなかったり、設置ができないトラブルが発生しないように綿密な打ち合わせと取り決めが必要でしょう。

・施主支給のデメリットは何か

対応可能な業者を探す必要がある

一般的なリフォーム業者は必要な材料をメーカーに注文して、それを使って現場で施工します。

施主支給になることで工程のコントロールが難しくなり、納まりの確認が不十分だとトラブルが発生する可能性があるでしょう。

資材から得られる利益も無くなることもあり敬遠する業者は多いでしょう。

故障や商品の傷の責任が不明確

万が一商品にキズや破損があった場合に責任の所在が不明確になりやすいでしょう。

キズ 破損 責任

工場から出荷されて車両運搬や現場搬入時に生じたものなのか、現場に商品搬入後に梱包材を外して施工する段階で生じたものなのかでも責任範囲は違ってきます。

施主が搬入時に検品して不具合が無いか確認された方が宜しいでしょう。

比較的施工が簡単な物が向いている

工事が複雑で施工日数がかかる建築資材は、調整が難しく保証の問題もあるので対応は難しいでしょう。

照明器具やインターホン、エアコン、カーテン、テレビアンテナ、ポストなどのような取り付けが簡単な商品が向いています。

照明器具

資材や部品の不具合

内装材などのような室内リフォームで必要な数量は、形状に合わせて切断するためにロスが発生するので余裕を持たせないと材料が不足します。

商品ロス

水回りの衛生器具なども接続に必要な部品の形状が合わないと接続できません。

施工を依頼される業者に詳細を確認してもらい、トラブルが起きないためのチェックが必要でしょう。

できれば現地で不足材や部品を調達できるかも確認しておくと安心です。

・施主支給でもトラブルが起きない方法

施主支給される商品を把握してもらう

リフォーム業者に施主支給する予定の資材や設備機器のサイズや組み立て方法などの詳細を、漏れなく把握してもらう必要があるでしょう。

素人である施主が間に入って手配や資材の詳細を確認しても食い違いが生じる可能性があるので、購入されるメーカーや販売店と直接やり取りしてもらった方がスムーズにいきます。

梱包材の処分を依頼する

建築資材や設備機器などは運搬するためには、破損や傷から商品を守るために梱包されてるのが通常です。

現場で施工するために梱包を外すと不要になった梱包材が発生するので引き取ってもらう必要があるでしょう。

材工でリフォーム工事を請けていればサービスで処分してもらえる可能性もありますが施主支給なので難しいと思います。

適正処分するためには費用がかかるので見積もりに盛り込むことを忘れないようにしましょう。

現場搬入までの運搬を依頼する

施主支給の資材が大量にあったり、リフォーム場所までの経路が複雑で道幅が狭いと運搬車両が横付けできないことがあります。

最悪な場合は大通りで車上渡しになることもあるでしょう。

リフォーム業者の小さめの作業車両で小運搬してもらうことになるので、事前に取り決めをしておくとトラブルになりません。

小運搬

商品を事前に搬入する

リフォーム工事では必要なタイミングで材料が入ってこないと作業員が手待ちしてしまうことが問題です。

作業員 手待ち

一旦現場に作業員が配置されると日当が発生するので商品が搬入されないと無駄な人件費が発生することで、業者から追加費用を請求されたり工期を延期されることもあるでしょう。

このような事態にならないためにはリフォーム業者に施主支給の材料を早めに発注して、業者のストックヤードに保管してもらうとトラブルは防げます。

業者倉庫 ストック

業者としても事前に商品を確認できるので品番や数量チェックができるのでメリットになるでしょう。

保証を内容を確認する

施主支給の場合には、商品の発送したメーカーと現地で取り付ける業者が別々の契約となっているので保証内容が不明確になりやすいので事前に確認しておきましょう。

商品のトラブルを自分で商品注文先と施工を請け負ったリフォーム業者にそれぞれ問い合わせして調整しなければなりません。

責任の所在が特定しずらい複雑な工事が必要な場合や長期のアフターメンテナンスが必要な大がかりなリフォーム工事では、十分な保証が受けられない可能性があるので控えた方が宜しいでしょう。

・まとめ

施主支給であれば自由に気に入った商品を探してきてリフォームできるので魅力的でしょうが、注意すべきポイントを忘れてはいけません。

お求めやすい金額で購入できることもありますが、やり方を間違えてしまうと納得できない出来栄えになったり、追加費用が発生してしまうと踏んだり蹴ったりで後悔しかないでしょう。

施主支給のチェックポイントを実践されてリフォームを成功させましょう。

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