今使われているキッチンの扉の不具合を直す方法の注意点ついて紹介していきます。
・キッチンの扉だけ直すってどうすればいいの?
新品のころは輝いていたシステムキッチンも古くなれば、扉の表面もキズだらけ仕上げ材が捲れてきます。
扉自体の変形により閉めたつもりが隙間が空いたりと不具合が発生してくるのです。
部屋の模様替えに合わせてキッチンのイメージチェンジをしたいこともあるでしょう。
そんな時に「家計に響かないように扉の表面だけを変えられないかな」「扉だけ買ってきて自分で交換できないかな」などと思われたことはないでしょうか。
扉の表面にシートを被せて貼ってしまう方法や今使われている製品と同じ扉に交換することも可能で、全く違った個性的な扉を特注で製作することもできます。
ただしそれぞれの方法にはメリットとデメリットがあるので、あなたが今回の扉取り換えに何を重要視しているのかで扉リフォームの方法が異なってくるのです。
【キッチンカウンターの天板交換をお考えの方に参考になる記事です。】
・あなたがキッチンの扉に求める条件
ご自分が思い当たるキッチンの扉の現状を踏まえて「これだっ」と思われる条件を見つけてください。
費用を安くしたい
「近いうちにキッチンのリフォームを計画しているので今はあまりお金をかけたくない」「古い家なので部分補修で安くしたい」
このような方には、扉の変色や捲れなどを隠すことができるダイノックシートを貼ることで費用を抑えることができます。
同じような色合いにもできますし、思い切った柄にも変更できます。
メリット
扉交換に比較すると低コスト。
ダイノックシートの種類が豊富。
デメリット
シート貼りの施工時に空気が溜まったりシワになりやすく技術が必要。
時間が経過するとジョイント部分から捲れやすい。
面材の痛みが激しく凸凹していると下地の補修が必要になる。
新品の扉と比べると寿命が短い。
簡単に済ませたい
「夫婦共働きで時間が無いので手早くしたい」「キッチンをすぐ使いたい」このような方には、今現在使われているキッチンの品番を調べて同じ扉を注文した方が良いでしょう。
現場では作業場所を養生して古い扉を撤去、新しい扉の梱包を外して取り付ければ完了となるのでスピーディーにできます。
扉を鏡面仕上げしたり無垢材で高級感を出したいのであれば、特注で製作もできますがコストが大幅にアップするでしょう。
メリット
取り付けがカンタンで時間が短い。
デメリット
キッチンが古いと製造が中止されている。
シート貼りと比べるとコストが高い。
自分でやりたい
「主人はDIYが上手なので自分でやりたい」このような方なら、扉を塗装したりカッティングシートを貼ったり、ネットで購入した扉を自分で交換したりと安く抑えることができるでしょう。
メリット
撤去、取り付け費などの施工費が必要ない。
自分でやった思い出になる。
デメリット
細かな部分で仕上がりが雑になる。
キッチンが使えない時間が長くなる。
専門業者でないのでトラブルが発生しやすい。
長持ちさせたい
「耐久性が一番でできるだけ長持ちさせたい」このような方なら、部分的に扉だけを新しく交換してしまうとキッチン本体は手入れをしていないと先に劣化してしまいます。
長い目で見るとキッチン自体の寿命が短くなってしまうので、システムキッチン一式を交換した方が良いでしょう。
扉表面の仕上げや機能面を標準的な仕様にすれば費用を抑えることもできます。
メリット
全て新品なので寿命が長くなる。
扉だけ質感や色違いなどが無く奇麗。
室内リフォームの内装と合わせやすい。
デメリット
システムキッチンセットになるのでリフォーム費用が割高になる。
インテリアと簡単に合わせたい
「ダイニングのリフォームをしたらキッチンと合わない」このように室内のドアや壁のクロスの色合いや質感が変わることで、システムキッチンの扉が鏡面仕上げであったり、極端な色違いでバランスを崩してしまうことがあります。
窓やドア枠とキッチンの色を統一したり、アクセントとして目立たせることもできますがセンスが問われます。
住宅誌やショールームを見て回り参考にされると良いでしょう。
メリット
内装と簡単にマッチしたキッチンになる。
デメリット
システムキッチンセットでの取り換えと比べると寿命が短い。
機能性を高めたい
「扉が開けずらいので使いやすくしたい」このような方であれば、現状の扉を新しく取り換えても改善されないので最新のシステムキッチンにリフォームされた方が良いでしょう。
対面式のキッチンにしたり便利なオプション機能を充実させれば奥様も笑顔になるでしょう。
メリット
理想とするキッチンになる。
デメリット
古いキッチンの撤去後に最新のキッチン据え付けになるので工事費が高額になる。
・まとめ
キッチンの扉は奥様が日々手をかける部分であり奇麗で使いやすければ、それだけ気持ちも高まり料理も捗ることでしょう。
扉だけを交換するにしてもシステムキッチンを総取り換えするにしても、ご夫婦で話し合われて意見を出し合うことが納得できるキッチンリフォームに繋がります。
ご覧頂いた優先ポイントを見直して「これだっ」と思われるものを見つけてください。
自分たちでは手に負えない場合にはキッチンリフォームの実績が豊富な業者数社に依頼されて、提案力や相場を調べられることをお勧めします。
【キッチンリフォームの見積もりを依頼される際に参考になる記事です。】