家族が自然と集まり和やかな雰囲気を醸し出せるリビングは明るい印象が大切です。
少しでも暗さを感じているのであればリフォームを考えられても良いのではないでしょうか。
・日当たりが悪くなってしまった
・暗いリビングを明るくするリフォームのコツ
薄暗いリビングを明るくできるリフォーム方法を3段階に分けて紹介していきます。
リフォームの費用が低い順になっていますのでご覧ください。
明るい印象お手軽リフォーム
床の仕上げ材を白くする
リビングの床の仕上げ材は、フローリングなどにする場合が多いでしょうがホワイト系の仕上げ材に張替えることで明るい印象が得られます。
天井と壁の仕上げ材は、化粧ボードやクロスなどで白がベースだと思われますが現在が濃い色合いであれば、この際ホワイト系で統一されてはどうでしょうか。
採光がっちりリフォーム
窓のサイズを大きくする
現在設置されている窓の大きさを広げます。
基のサッシを撤去して開口サイズを自然光が効率的に取り込めるように変更するのです。
窓の数を増やすことも効果的ですが、建物の構造により開口部の開けられる位置や大きさに制限があるり補強する必要があるでしょう。
天井付近に横長の高窓(ハイサイドライト)を設けることで外部からの視線を遮り、室内の壁をできるだけ残しつつ採光を得ることができます。
隣地の建物が接近しいる場合には、採光が確保できる範囲に限りがあるので事前の確認が必要です。
サッシを撤去するので天候を考慮して雨の吹き込みを仮設的に養生する必要があるでしょう。
日当たりバッチリの完璧リフォーム
2階にリビングを大移動
今までのリビングでは採光を得ることが難しい場合があります。
1階部分では隣接する建物の影響で日当たりが改善されないのであれば、思い切って2階の日当たりが良い場所にリビングを設けましょう。
庭の木々や歩道の街路樹を眺められるので眺めていても飽きません。
今までであれば1階にある部屋や帰宅時でも気軽にリビングで寛げたのが階段を上ることになります。
考え方次第で軽い運動だと思えば気にならないかもしれません。
吹き抜けにトップライトで採光は万全
リビングの頭上に吹き抜けを設けることで、2階の側面にある窓から自然光を取り込めるでしょう。
更に2階の吹き抜け天井部分に、トップライトを付けることで太陽光が降り注いで温もりを感じれるでしょう。
吹き抜けを計画するには、1階のリビングの位置と調整して2階の床を解体しなければならず大がかりな工事となります。
1階と2階の内装フルリフォームの一環として吹き抜けを設けた方が効率的でしょう。
2階の部屋が少なくなったり、建物の構造や工法により吹き抜けとなる床開口に制限がかかるので、耐震性能が低下しないように補強するなど対策が必要です。
【耐震補強をお考えの方に参考になる記事があります。】
平屋であれば中庭のある家にする
平屋建てで建物の面積に余裕があるのであればリビング付近に、中庭を造ることで側面の大きなFIX窓や引違窓から採光を得ることができます。
同時に風の流れもできるので涼しく、すごしやすい空間に生まれ変わることでしょう。
既存の屋根に大きな開口部を空けたり、雨水の排水設備などが必要で大胆な工事となるので構造体だけを残して外装や内装工事を行うスケルトンリフォームとして計画されると実現しやすいでしょう。
光を集める特殊な方法
大きな円筒形の反射チューブを設置する
屋根に太陽光を集めることができる特殊なレンズを設置して、室内を大口径のアルミチューブを配管することでリビングに明るさを導く方法です。
一般的な工法では無いので施工実績や効果、取り付け部分の防水処理、保証期間などは施工業者に確認れた方が良いでしょう。
特殊な工法なので施工できる業者は限られています。
【自宅のリフォームポイントについて参考になる記事があります。】
・リビングリフォームまとめ
家族がいつのまにか集まってきて他愛も無い話ができる理想のリビング。
そこは太陽が射してきてポカポカで気持ち良い、そんな空間じゃないでしょうか。
薄暗かったリビングを明るく変身させるために、ご夫婦で話し合われてみて下さい。
ご予算に合わせたリフォーム方法をお選び頂くと実現しやすいでしょう。
【リビング照明の選び方について、こちらの記事で詳しく書きました。ご参考ください。】