玄関収納をリフォームして家族の物が丸ごと綺麗に片付く12のポイント

玄関収納 リフォーム

玄関収納のリフォームをお考えの方に参考になるポイントを紹介していきます。

・収納できずに困っていませんか

お宅を訪問すると靴箱に入りきれないスニーカーやパンプスやレジャー用品などが放置されている状況を目にすることがあります。

玄関は来客が最初に目にする場所であり、室内へお伺いする前に散らかっているイメージが付いてしまいました。

せめて玄関収納の扉の中に全て納まっていれば1ランクも2ランクもイメージアップしたと思います。

このような事態にならないためにも玄関収納リフォームのポイントを一緒に見ていきましょう。

【キッチンの収納棚でお困りの方に読まれている記事です。】

キッチンの収納棚をリフォームしようとお考えの方に注意して頂きたいポイントを紹介しています。ホットプレート、電子レンジ、トースター、圧力鍋、食器類など収納する物によって収納棚のタイプが異なります。奥様に喜ばれるキッチン収納を造るにはこちら⇒

・成功する玄関収納リフォームの秘訣

収納する物を決めておく

玄関の収納に片付けたい物を事前に決めておきましょう。

靴や旦那様の趣味道具やゴルフバック、赤ちゃんがいらっしゃればベビーカーなど、大きさや形状も異なるので収納内の配置や区切り方も工夫しなければならないでしょう。

狭くてキチキチになったり余分なスペースが空いたら勿体ですよね。

簡単なスケッチをして収納物のサイズをリフォーム業者に渡しておけば大丈夫でしょう。

あれもこれも詰め込まない

キャンプやスポーツ用品、ガーデニングの道具、掃除用品などをどんどん詰め込んでしまうと、すぐに玄関収納はいっぱいになってしまいます。

家の中にあるパントリーやウォークインクローゼットに収納物を区分けして収めましょう。

ウォークインクローゼット

家族の誰が使う物なのか、使用頻度はどれくらいか、屋外で使う物なのかなどを考慮すれば収納場所は自然と決まります。

スペースにゆとりを持つ

夫婦の靴は中々処分できないしお子様が増えれば収納物も一緒に増えるものです。

将来を見越してゆったりとしたスペースの玄関収納にしましょう。

履かない靴は譲る

玄関収納をリフォームする前に、長い間履いていない靴は知り合いに譲るのか処分された方が良いでしょう。

愛着があり中々手放せない気持ちは分かりますが、収納スペースには限りがあるので思い切ります。

オリジナルの造り付け収納

既製品の玄関収納だと標準的な寸法で内部の仕切りも、ほとんど決まってしまいます。

造り付け収納なら自分たちだけの利用しやすい扉にしたり、仕上げも個性的な色合いや高級感のある柄にすることもできるでしょう。

据え付ける場所の空きスペースにジャストフィットできるのでデットスペースができないのが嬉しいです。

造り付け収納

ただ造り付けの玄関収納は施工図により細かな寸法の調整打ち合わせや仕上げ材の発注、製作期間が既製品よりもかかるので割高になるでしょう。

リーズナブルな既製品収納

標準的な規格寸法と扉の面材なども限られた種類から選ぶことになりますが、大量生産になるのでコストが削減されるのでお求めやすいです。

一般の家具にも言える事ですが、全国的に流通している既製品になるので同じタイプの玄関収納を他のお宅でも見かけることもあるでしょう。

サイズが限られている

一般的流通されるように標準的な玄関の寸法に据え付けやすいサイズで造られているので、限られたスペースにぴったりと隙間なく納めることは難しいでしょう。

メーカーによっては現場寸法で制作できる場合もありますが、特注になることで生産ラインも変更になり納期も延びるし割高になります。

収納タイプは利用方法で合せる

コの字型

収納される物がご夫婦の靴やお子様の運動靴、傘程度なのか縦長のスポーツ用品なども収めるのかで収納タイプを選ぶことになります。

収納量を確保したければコの字型やロの字型、ロッカータイプが向いていますし、シンプルにお花や雑貨などを飾るのがメインの場合にはカウンターだけでも良いでしょう。

フロートタイプは床から浮かした位置から、天井いっぱいまでの収納で扉をフラットにすることで高級でお洒落な雰囲気が作れます。

フロートタイプ

収納物が多いならシューズクローク(シューズインクローゼット)にする

シューズクロークは玄関の土間続きで入って行けて利用できる大容量の収納スペースです。

シューズクローク

靴以外にも屋外で利用される物や資源ごみ、スペースが広ければ自転車だって収納可能で室内に入りきれない物も納めることができるので重宝するでしょう。

ご家族が物を出し入れされる通路と収納棚が必要なので面積を確保するために、間仕切り壁を移動したりコンセントの移設、扉の取り付けなどもありリフォーム費用は最も高額になります。

今ある収納をどうするのか決める

現在使われている玄関収納だけでは収納量が足りなかったり、デザインが古すぎてリフォームを考えられていると思われますが、既存の収納を新しい玄関収納と交換するのか、今ある収納を活かしながら隣や対面に新たな玄関収納を追加するのかを決めなければなりません。

交換するのであれば、取り外し撤去をして搬出処分する必要があるために費用が発生するでしょう。

業者見積もりに漏れなく含まれているか確かめる必要があります。

カビや臭いが気になる

靴を収納することで足の匂い気になったり、雨降りの濡れた傘や靴の保管で湿気が溜まってしまい、お手入れを怠るとカビが発生することが考えられます。

形状やデザインだけでは無く脱臭効果や防カビ仕様の材料で制作されると良いでしょう。

家族みんなが使いやすい

家族

玄関収納はご夫婦が使いやすいだけでは満足できません。

小さなお子様や高齢のご両親も一緒に利用されるのであれば高い位置は使いずらくなってしまいます。

製品カタログだけで判断されずに、ショールームで実際の玄関収納を触られて使い勝手を実感されると良いでしょう。

造り付けをお考えであれば、棚板の配置を実寸で自宅の壁面に付箋などで印を付けられるとイメージが湧きます。

毎日使われる収納なので「使いずらい」「こんなはずじゃなかった」とならないためにも妥協せずにチェックしましょう。

玄関のインテリアとのバランス

玄関収納の扉の仕上げを内部の木製ドアや窓の額縁と色合いや柄を合せると統一感が生まれます。

内装 統一感

逆に色合いを明るくしたり素材感を変えたり、鏡面仕上げにしたりすると玄関のアクセントになりますが、センスとバランス感覚が大切で間違ってしまうと浮いてしまうので注意が必要でしょう。

ショールームなどで販売員に施工事例などを見せてもらい、インテリアとの色の組み合わせを参考にしても良いです。

内装の色合いと合せる場合も同じ木目調であってもメーカーにより濃さや柄が微妙に違うので、きっちり色を合わせたいのであれば同じメーカーの玄関収納にされた方が良いでしょう。

玄関をすっきりさせて圧迫感を無くしたい

収納量が多くなると壁面を天井付近まで覆い尽くしてしまうので、どうしても圧迫感がでてきます。

玄関を明るくすっきりと見せたいのであれば、ロータイプのカウンター型の収納にして玄関の壁の白いクロスを出来る限り見せることで、明るい雰囲気が取り戻せるでしょう。

お気に入りの靴だけを玄関には収納して、それ以外の収納物は寝室のウォークインクローゼットや勝手口のパントリーをリフォームすることで振り分けることができます。

【玄関の目隠し壁をお考えであれば参考になる記事があります。】

玄関の目隠し壁の造り方でしだいでプライバシーを確保できたりお子様の飛び出しを防げますがデメリットもあります。コンクリートや金属製、木製などの目隠し壁の特徴やデザインも使いやすさに影響を及ぼします。後悔しないための7つのポイントを紹介します。

・まとめ

外部と簡単に繋がれる玄関に多機能な収納があると便利でしょう。

休日に利用されるレジャー用品やガーデニングの道具など玄関から取り出せたら間違いなく使いやすくなります。

不意の来客があっても「いつ来ても綺麗な玄関で落ち着く」と言われるでしょう。

ご家族で玄関収納を成功させる12のチェックポイントをご覧になりながら、収納方法について話し合われてみてはどうでしょう。

玄関収納造りのヒントになれば幸いです。

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